創業前9:想いを事業計画書で表現する
事業を始めようと思ったら、実務的には事業計画書をつくるわけです。自分の想いをどうやって実現するかを、事業計画として表現して行きます。
事業計画は、大きく以下の構成になっています。
- 会社概要
- 創業動機・ビジョン
- 事業内容(製品・サービス・解決する課題)
- 競合分析(競争優位性)
- 狙う市場
- マーケット状況(顧客の声、具体的なターゲット)
- ビジネスモデル(関係取引先と顧客の関係)
- 販売計画
- 経費仕入れ計画
- 事業計画
- 店舗計画
- 資金計画
- 資金繰り表
- 収支計画
- 事業リスク
書いてみてわかったことは、じつは、二つのことしかいっていません。
- その事業をやりたいこと:なぜやるのか?
- その事業が続けられる理由:なぜつぶれないのか?
なぜやるのか?
これは、自分の想いを書ききることな重要です。たぶんあっさりかけます。たとえば、こんな感じ。
- なんであなたがやるの? ⇒これまでの経験がいかせる。
- なんであなたならできるの? ⇒自分にしかできないことがあり、独自の商品を提供できる。
なぜつぶれないのか?
こっちは、やりたいことがなぜつぶれないのかを、書きます。かなり時間をかけました。しかも業態によって変わるので、ちゃんと考えないといけません。
- ライバルはいないのか? ⇒いるけど、狙う市場または売り物がちがう。
- 狙う市場はどこか? ⇒時間的、地理的、金額的に優れている。
- 取引先はどうなっているのか? ⇒仕入先、販路ともに揃っている。
- どれくらい売れて、いくら必要なのか? ⇒ ちゃんと自分の生活費は残る
- 始めるのにいくらかかるのか? ⇒基本的にこつこつためた自己資金でなんとかなる。足りない分は借り入れる。
- 失敗する場合はなにか? ⇒網羅的に列挙。そしてできる限り対策を提示しておく。
ここまででちゃんと食べていく覚悟ができていれば、一本道です。こつこつと書ききりましょう。私は作成途中でも何度も相談しにいきました。途中で見せてもらい、フィードバックを反映させることではじめてプランコンサルティングされるということです。せっかくなので、しゃぶり尽くしましょう。
また、フィードバックを批判だと感じる場合は、だいたい、覚悟が足りません。一つ下の階のStratup hub tokyoで優しく応援してもらうのがいいと思います。その事業で食べていく覚悟です。
じつは、私はまだプランコンサルティングを卒業できていないのですが、最近感じているのは、自分のの夢を叶えるのではなく顧客の希望を叶えるってことが一番重要なんだと感じています。いいかえると、どれだけ、自分の想いを排除した事業計画書をかけるか、が勝負ですね。(*´・ω・`)b
頑張りましょう。
じつは、卒業しなくても、会社は作れます。
ただし、初期費用がかかる場合は、事前に卒業した方がいいです。
次回はその話。