ゼロから始める零細企業の作り方

大手企業で働きながら趣味で会社を作ってみた。頭でっかちにならないように、手を動かします。実態体験にもとづいたRTA的お役立ち情報をちりばめます。

創業前7:飯を食っていく覚悟


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スタートアップハブ東京でお世話になり始めてはや二ヶ月。あっという間です。

TOKYO創業ステーション|東京都中小企業振興公社

飯を食っていく覚悟ができたと思ったら、このあと、二階にある中小企業振興公社創業センターに行きました。

想いを実現するための事業を形をつくります。そうです、事業計画をつくっていきます。


私が思い描いた事業というのは何だったのでしょうか。ここでは詳しくは書きませんが、とある業界の非効率性をIoTとAIで解決するWebサービスです。こう書くとよくあるビジネスに聞こえますね笑

果たしてうまくいっているのでしょうか?

 

これを実現します。これまでの社会人経験で築いたものすべてを使わず、ゼロから始めるわけです。すでに顧客がいて、売上があり、生活ができる。そんなわけがありません。

 

私の場合は、自己資金だけで、新しい顧客を探さないといけない、システムを作らないといけない、事業計画を作らなきといけない、何もありませんでした。まだまだ事業になりません。地道に事業の設計をして、事業計画書をつくりこんでいきます。

 

 

事業を設計するときにはなにをする必要があるでしょうか?何をしたらいいのかを、インターネットで調べてみると、ゼロから事業を作るときに成功しやすいパターンがあるんだそうです。これをうまく盛り込みたいですね。

  • ドメインナレッジ:これまでの経験を生かせますか?
  • 趣味から始める:まずは平日夜、土日でやれないですか?
  • 投資しない:お金を使うのは今じゃなくていいですよね?
  • 仲間を作る:従業員ではなく一緒に出資できる人はいませんか?
  • 顧客候補を見つける:少なくともその人に売れるものを作りましょう。

 

この条件をすべて満たすためにやるべきことをやれる体制を作ることが事業を作るということだとわかりました。地道に事業計画書を書きながら地道に設計して行きました。

 

書きながら分かったことを、行動指針・ルールを作りました。

  • 起業で自分の夢は叶えない。顧客の期待を叶える。
  • 平日夜、仕事のあとの二時間使う。
  • 固定費は作らない。物も買わない。貯金する。
  • 乗っかってくれそうな人に事業を語る。巻き込む
  • 営業先、人脈をつくる。

 

このルールに沿って一年続けました。むちゃくちゃ大変でした。体力がいります。今振り返れば、ジムに行って体力をつけておけばよかったなと思うくらいです。それくらい、気力と体力を使いました。心技体が揃ってないとこんなに辛いんだと気が付かされます。

 

 

夜の二時間を作るために日中の仕事を効率的に捌き定時に帰る。ダラダラやれなくなるので非常に疲れるし、残業代はなくなるし、飲みにもいけなくなるし。がらっと生活が変わります。

 

飯を食っていく覚悟 ってのはそういう事なんだと思いました。